少食ライフのきっかけ
もともと胃腸がそれほど丈夫じゃないようです。
社会人になって早々の23歳で十二指腸潰瘍になり、それからずっと胃の苦しみと戦う人生です。年とともに胃や十二指腸の痛みに鈍感になるので、だんだんと苦しみは減ってはいますが、やはり今でも年に何度かは胃の苦しみにあいます。
とはいえ、これと食事を組み合わせて考えたことはありませんでした。じつは、今も。
ではなぜ取り組んでみようと思ったかと言うと、
「なんとなく恰好よさそうだから」
と、それだけです。
少食ライフ、一日一食。……その響き、いいじゃないですか。
で、それをもとに少しずつ調べていくと、いわゆる現代三食生活は内臓を休ませる時間がないと言うことがわかりました。少食主義にへんな目線を送らないとわかる知人に興味を持っていると話すと、なんとたまたま知人も興味を持っていたようで、手にしていた少食生活の本を二冊、貸してくれました。やはり同様、内臓の負担の高さに触れられています。
内臓が休む時間を持てないことは、寝ているあいだでも同様で、これにより睡眠の質も悪くなります。じゃあもしかしたら睡眠にも効果があるかな? などと淡い期待。二冊の本やWEBサイトのいくつかにも、睡眠時間が短くて平気になったとあります。もしそうなったらうれしい、でもこの点はそれほど期待せずにおきましょう。
読んだ本、目にしたWEBサイトだけじゃなく念のため一日一食や断食の否定論にも目を通しました。少食主義でももまれに「こういう否定論がある」「医学界は賛否両論」とそれに触れてくれているWEBサイトもありますが、大半はその効果――それも幻想郷のような健康生活、というような――で全面がおおわれていますから。
食生活ってこれまで50年近く変えずにやってきたものですから、おいそれと変えるのは大変です。どこまで続けられるか、自分でも正直自信はありません。
でも心の原動力を幹に、これからまずは続けていきましょう。先ほども触れたとおり、私の原動力は、
「少食生活ってなんとなく恰好いい」
です。
笑ってしまうようなきっかけでしかありませんが、始めていきましょう。ですので笑って見ていってくだされば――。